HOME WEB制作コラム ブログ機能をつけたかったのに対応できず…

ブログ機能をつけたかったのに対応できず…

目次

はじめに:なぜ「ブログ機能」が必要だったのか?

近年、企業ホームページにおいて「ブログ」や「お知らせ機能」は、単なる情報発信の手段にとどまらず、SEO対策・ブランディング・採用活動など、幅広い役割を果たしています。

しかし実際には「ブログもつけてほしい」と伝えていたのに、完成したサイトに投稿機能がなかったというトラブルも少なくありません。
本記事では、なぜそんな事態が起こるのか、どこに注意すべきか、そしてこれからブログ機能を正しく導入するにはどうすべきかを解説します。

ありがちな失敗:「ブログもお願い」と言ったのに…

1. ブログ=「お知らせページ」だと誤解された

「ブログをつけてください」と伝えても、制作者側は「お知らせ欄」や「1ページだけのニュース表示」として認識しているケースがあります。
本格的な記事投稿やカテゴリ管理を想定していなかったのです。

2. CMSを使っていなかった

静的HTMLで構築されたサイトでは、ブログ機能の追加が非常に困難です。
WordPressなどのCMSが使われていない限り、投稿や一覧ページ、カテゴリ管理などが実装できません。

3. 設置はされたが“使い方”が分からない

形式上「ブログ」が用意されていても、操作画面の説明や投稿方法のマニュアルがなく、社内では誰も触れないまま放置されてしまうことも。

ブログ機能が果たす3つの役割

1. 検索エンジンに「動いているサイト」と認識される

Googleは、定期的に情報が更新されているサイトを高く評価します。
ブログによる発信は、SEO上大きな意味を持つのです。

2. サービス理解を深める記事コンテンツ

サービスの背景・使い方・よくある質問など、営業的に説明しきれない部分をブログで補えます。
見込み客に刺さる「情報提供型コンテンツ」はCVに直結します。

3. 採用候補者への企業理解の材料

採用希望者が応募前にチェックするのが、会社ブログやスタッフ記事などの“人が見える”コンテンツです。
ブログは信頼形成にも効果があります。

実例紹介:「ブログがないことで失った機会」

1. お知らせだけのサイトは「止まってる感」

士業系B社では、お知らせページが3年更新なし。
「廃業したのかと思った」「古い印象を受けた」という声が、問い合わせフォームに多数届きました。
“更新されていない=活動していない”という印象を与えてしまったのです。

2. 採用ページに誘導できず、応募率が低下

中小メーカーC社は、ブログ記事で若手社員の声や働く様子を発信する予定だったが、そもそも記事投稿機能が未実装
結果として、採用ページの流入が乏しく、応募も増えなかった。

3. セール情報を掲載できず販売機会を損失

ECサイト連携を検討していたD社では、セールやキャンペーンを告知するブログが必要だったが、納品されたサイトは静的ページのみ
都度制作会社に依頼する必要があり、タイムリーな発信ができなかった。

ブログ機能を正しく実装するには?

1. WordPressなどCMS構築を明示する

要望書にはっきりと「CMSを用いたサイト構築」「ブログ機能あり(投稿一覧・カテゴリ・タグ)」と明記しましょう。
“投稿できる環境”があることを仕様に含めることが重要です。

2. 「一覧ページ」「詳細ページ」など構造を確認

ただ記事が書けるだけでは不十分です。
投稿記事が並ぶ一覧表示、検索・カテゴリ分け、関連記事リンクなど、読者の回遊導線を含めた構成が必要です。

3. 管理画面の操作性やサポートも確認

どれだけ機能があっても、社内で操作できなければ意味がありません。
管理画面の使いやすさ・マニュアルの有無・操作説明の有償無償を確認しておきましょう。

トラブル回避のために依頼時にすべきこと

1. 要件定義に「投稿機能」まで書く

「お知らせではなく、ブログ投稿機能が必要」
「カテゴリ、タグ機能つき」「記事更新を自社で行いたい」など、具体的に記述することで齟齬を防げます

2. デモ環境での確認を依頼

実装後に初めて「更新できない!」と気づく前に、制作途中段階でブログ機能の確認をさせてもらいましょう。

3. 更新マニュアルの納品も契約に明記

「WordPressの基本操作」「投稿方法」「画像挿入の仕方」など、使い方のガイドを契約条件に加えておくのがおすすめです。

まとめ:「ブログ機能」は“後付け”では難しい

「ブログもつけたかったんだけど、もう一度頼むのは大変そう…」
「最初からCMSでお願いしておけばよかった…」

そんな後悔を防ぐには、初期段階で投稿機能の有無を明確にしておくことが最重要です。
ブログは企業の成長とともに育てていく資産。
だからこそ、“機能”だけでなく“活用できる環境”まで含めた設計が求められます。

発信したいことがあるのに発信できないという状況をなくすために、ブログ機能の有無は絶対に見逃してはいけません。

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