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「最後まで読まれない」採用ページの改善ポイント

目次

はじめに

「最後まで読まれない」——これは採用ページにおける深刻な課題のひとつです。せっかく作り込んだコンテンツが、読了されずに離脱されてしまう。このような現象は、多くの企業サイトで見られます。

では、なぜ最後まで読まれないのでしょうか?その原因は、ページ設計の「構成」「視認性」「ストーリーテリング」にあります。

本記事では、ホームページ CV率 上げる方法の一環として、「最後まで読まれない採用ページ」の特徴とその改善ポイントを、実践的な観点から解説します。

どんなに優れた福利厚生や働きやすい制度があっても、それを読者に届けられなければ意味がありません。伝える工夫、見せる工夫、そして「読ませる」ための工夫が、今こそ求められています。

読まれない採用ページの特徴

1. 冒頭で離脱される

ファーストビューの重要性は言うまでもありませんが、それに続く「冒頭文」で離脱されるケースも多くあります。

・求職者の気持ちを無視した企業目線の文章
・読みづらい長文、専門用語の連発
・メリットが見えない、誰のための記事かわからない

ユーザーが「自分に関係ない」と感じた時点で、読み進める理由はなくなります

また、冒頭の一文目が重要です。無機質な「弊社は〇〇年創業の…」よりも、読者に語りかけるような「あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?」のほうが読了率は圧倒的に高くなります。

2. ダラダラと長いだけの情報

企業紹介や理念説明が延々と続き、読み手を疲れさせてしまう例もあります。

特に注意したいのが「ただの社史」「抽象的な価値観の列挙」です。これらは読者にとっては情報としての価値が薄く、すぐに「戻るボタン」を押されてしまいます。

情報量が多いことが“丁寧”ではない。必要なのは、選び抜かれた情報の編集と提示方法です。

3. ビジュアルが乏しい・退屈

文字ばかりのページ、構造化されていないレイアウト、見出しが小さく目立たないデザインは、視覚的に疲れさせてしまい、読了意欲を削ぎます

ユーザーは“読む”より“見る”行動を優先します。採用ページでは、写真・図解・動画といったビジュアル要素の活用が、特に若年層には効果的です。

読まれる採用ページにするための改善策

1. ストーリー構成にする

「導入→共感→具体→結論」というストーリーを意識して、読者の感情をつかみながら読み進めてもらえる構成を目指します。

例:
・【導入】働き方に不安を持つ20代へ
・【共感】同じように迷っていた社員の声
・【具体】現在の働き方、成長環境、サポート制度
・【結論】まずは話を聞いてみませんか?

ストーリーは読者に「次が気になる」と思わせる力があります

特に「社員インタビュー」は、構成にストーリー性を持たせやすく、多くの企業が効果を実感しています。

2. ビジュアルを活用する

「1日のスケジュール」「座談会の様子」「研修中の風景」など、働く姿をイメージしやすい写真・動画を挿入しましょう。

特にスマホ閲覧時は、画像のサイズや配置にもこだわることで、離脱防止につながります。

また、静的な写真よりも短尺の動画やループGIFを入れることで、求職者に「動き」を伝えることができます。これは直感的な理解を促進し、信頼感やリアリティを生む手法として注目されています。

3. 見出しと導線を設計する

H2やH3の見出しを活用して、視線誘導を明確にし、「次に読む内容」がパッと見てわかる設計を行います。

また、要所で「気軽に応募」「もっと詳しく見る」といったCTAボタンを設置することで、読了前にCVを促進することが可能になります。

特にスクロール率の高い「中腹」位置にエントリーボタンを設置するのが効果的です。スマホ閲覧を想定し、親指で押しやすい位置とサイズにする配慮も欠かせません。

成功事例:読了率が倍増した中小企業の取り組み

ある製造業の中小企業では、採用ページを次のように改善しました:

  • 「理念紹介」セクションを思い切って削除
  • 社員の1日密着動画をファーストビュー下に配置
  • ストーリー形式で仕事内容・キャリアモデルを掲載
  • 全セクションにCTAを配置

その結果、平均滞在時間が1分40秒→3分10秒に伸び、エントリー率が1.9倍に増加しました。

さらに驚くべきは「スクロール完了率」が40%→74%にまで向上した点です。これはページ全体が「読みやすい構成」になったことで、ユーザーの行動が大きく変わった証拠です。

まとめ:読まれるページ設計は採用成果に直結する

「どんなに素晴らしい制度や社風があっても、伝わらなければ意味がない」。そのためには、ユーザー目線のストーリー設計、適切なビジュアル、明確な導線が欠かせません。

ホームページ CV率 上げる方法として、採用ページ全体の構成を見直すことは、長期的な採用成果に直結する“投資”です。

まずは、自社サイトの採用ページを「最後まで読みたくなるか?」という視点で見直してみてください。

そして、定期的な改善の習慣を持ちましょう。読了率は、デザインだけでなくコンテンツの言葉選び、画像の魅せ方、さらには応募動線の細やかな工夫に左右されます。

改善には終わりがありません。毎月1回、チームで採用ページの“読まれ方”を検証し、小さな変更を積み重ねていく。その姿勢こそが、採用力の差を生み出します。

「最後まで読まれる採用ページ」——それは、企業の誠意と工夫が伝わるページです。今日からできることから、始めていきましょう。

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