写真が暗い・ダサい・古い…印象最悪サイトに

はじめに:その写真、サイトの価値を下げていませんか?
「うちはちゃんとホームページを持っている」
そう自信を持っていても、ユーザーに見られているのはデザインよりも、“写真の印象”だったりします。
暗い・古い・ダサい写真が並んだページは、情報が良くても第一印象で離脱されることが多々あります。
この記事では、写真が与える印象の影響と、改善すべきポイント、そしてすぐできる撮り直し・差し替えの工夫まで詳しく解説します。
写真が与える“最初の印象”は3秒で決まる
Webサイトは「見た目」で判断される
ユーザーがページを開いてから離脱を決めるまでの時間は、平均わずか3〜5秒とも言われています。
その短時間に読み込まれるのは文章ではなく、写真と全体の雰囲気です。
古い写真が企業イメージを引き下げる
10年前のオフィス、退職済みのスタッフ、黄ばんだ壁紙──「更新されていない」「今の姿が見えない」ことが、信用を大きく損ないます。
暗い・ピントが甘い写真が与える不安感
「清潔感がない」「雑そう」「よく分からない」──写真1枚の印象で、会社全体の印象が左右されるのです。
とくに採用・サービスサイトでは、写真の質が応募数や問い合わせ数に直結します。
“印象最悪”なサイトの典型例
① 蛍光灯の青白い光+古いオフィス
色調が寒々しく、社内が無機質・疲れた印象に見えることも。照明やホワイトバランスの調整不足が原因です。
② スタッフの顔写真が不鮮明・笑っていない
「顔が怖い」「写真が暗い」「ぼやけている」──“不信感”を与える写真は、採用や信頼構築の大きな妨げになります。
③ 商品写真がスマホ撮影のまま・背景がごちゃごちゃ
ネットショップや実績紹介で、クオリティの低い商品写真が並ぶと、安っぽい印象を与えてしまいます。
④ 風景や人物がどこの誰か分からない
イメージ素材を多用しすぎて、“自社感”がゼロになってしまうケースも。オリジナリティが感じられず、ユーザーの記憶に残りません。
なぜ“悪い写真”が使われ続けてしまうのか
更新コスト・手間が理由で放置されがち
「撮り直すのが面倒」「誰がやるか決まってない」などの理由で、気づけば何年も同じ写真というケースが多数あります。
「とりあえずそれっぽい素材」でごまかす
無料素材で適当に埋めたまま、「一応写真はあるから」とそのまま使われている例も。
しかしユーザーは“リアルさ”を見抜きます。
制作者任せでチェックしていない
「プロが作ってくれるから大丈夫」と丸投げした結果、掲載された写真に誰も責任を持たないという問題も発生します。
写真を変えるだけで“印象がガラッと変わる”
撮り直し=数万円でできる投資
プロのカメラマンに依頼しても、企業スナップであれば5〜10万円前後が相場。
それだけで問い合わせ数が倍になった例も多数あります。
採用ページは「人」が勝負
どんな環境で、どんな人と、どんな空気感の中で働けるのか──
社員の笑顔や動きのある写真があるかないかで、応募数は大きく変わります。
商品やサービスの信頼性を担保する
高価なもの、専門性のあるものほど、「実物の見せ方」が大きな判断材料になります。
清潔感・光の使い方・背景の整え方で、印象は段違いです。
今すぐできる!写真改善のための3ステップ
Step1:暗くて古い写真を削除する
更新が追いつかないなら、いっそ非表示にする方がマイナスを減らせます。
Step2:スマホでも“明るい時間帯・窓際”で撮る
プロを入れられなくても、自然光・整理整頓・笑顔を意識するだけで印象は変わります。
Step3:業種に合った雰囲気に調整する
士業や医療は落ち着いた雰囲気、飲食や美容は明るく元気な写真など、業種ごとの印象に合ったトーンが重要です。
写真で変わった!実際の改善事例
【BtoB製造業】機械の写真をプロ撮影に変更
暗くて見えにくかった工場写真を、照明と構図を工夫して再撮影。結果、検索からのCV率が約1.7倍に改善。
【介護施設】職員と利用者の笑顔を前面に
施設内の写真が無機質で怖い印象だったため、人の写る自然なシーンに差し替え。採用ページの応募数が倍増。
【士業事務所】代表者の顔を前面に出す
代表弁護士の顔が一切見えない構成だったが、笑顔のプロフィール写真+インタビュー風景を掲載して印象改善。
まとめ:写真は「言葉以上」にサイトの印象を決める
文章やデザインよりも先に、写真はユーザーの判断を決める要素になります。
「古くて暗いまま」の写真は、情報発信どころか印象の“マイナス要因”にもなり得ます。
今すぐできる小さな工夫からでも、Webサイトの印象は確実に変わります。
あなたの会社らしさ、信頼感、魅力──それを最も伝える手段は「写真」です。