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デザインだけで頼んだら更新できなかった話

目次

はじめに:見た目は良い。でも更新できない――そんなサイトにしないために

「オシャレでスタイリッシュなホームページができた!」
最初はそう思っていたのに、数ヶ月後には一切更新されない“放置サイト”になってしまった

その原因の多くは、「デザインだけ」で制作を依頼したことにあります。
つまり、見た目には満足していても、自分で更新できない・何を触っていいか分からないという状態に陥っているのです。

本記事では、実際の事例を交えながら、なぜ「デザイン特化の制作」が運用の障害になるのか、更新できるサイトを作るにはどうすればいいのかを解説します。

ありがちな失敗:「おまかせ」で依頼してしまった

1. 「デザインは任せてください」に安心してしまう

プロのデザイナーに依頼すれば、見た目の完成度は確かに高くなります。
しかし、そのデザインが自分たちで更新できる構造になっているかは別の話です。

2. 更新方法の説明がない、または難しすぎる

「このボタンの変更はコード編集が必要です」
「画像を変えるには、FTPでサーバーに接続してください」
社内にITに強い人材がいない場合、これだけで更新が止まってしまいます

3. CMS(更新システム)を導入していない

HTMLとCSSだけで構築されたサイトは、テキストや画像を変えるだけでも外部業者への依頼が必要になります。
CMS(WordPressなど)が使われていなければ、社内での運用は難しくなります。

更新できないサイトの“もったいなさ”

1. 最新情報が出せない

「新サービスを始めた」「営業時間を変更した」──そんな情報も、更新できなければWeb上では“存在しない”のと同じです。

2. Googleの評価が下がる

検索エンジンは、定期的に情報が更新されているサイトを高く評価します。
更新が止まったままのサイトは、検索順位が下がるリスクがあります。

3. 採用・集客機会を逃す

求職者や見込み客が見ているのは「今の会社」です。
数年前の情報しか載っていないサイトは、信頼感を失います

実例紹介:「デザインだけ」で後悔した3つのケース

1. デザイナー制作の静的サイトで更新不可に

アパレル業A社は、ポートフォリオが魅力的なデザイナーに依頼。
見た目は洗練されていたものの、更新にはHTML編集が必要で、社内では誰も対応できなかった
結果、キャンペーン情報などが更新されないまま半年が経過。

2. SNSとの連携もできず情報が分散

飲食店B社は、スタイリッシュなランディングページを個人に依頼。
しかし、「Instagramの埋め込み」「Googleマップの更新」すら自力でできなかったため、情報がバラバラになり集客に繋がらず。

3. 運用を頼むにも追加費用がかさむ

制作後のちょっとした変更(例:価格の更新、写真の差し替え)も、毎回「1万円〜」の追加費用が発生
社内で手を出せず、Webが「使えないツール」に。

更新できるホームページにするための3つの対策

1. CMS(WordPressなど)で作る

CMSを導入すれば、ブログ感覚でページの追加や更新が可能になります。
ページ構成を維持しつつ、社内で柔軟に情報を変えられます。

2. ElementorやSTUDIOなどのノーコードツールを活用

専門知識がなくても更新しやすいノーコードツールを選ぶのも有効です。
見たまま編集できるUIにより、現場の担当者でも扱えるようになります。

3. 更新マニュアルと研修をセットに

たとえCMSでも、「どこをどう触ればよいか」が分からなければ運用は続きません
管理画面の使い方を記したマニュアル、更新手順のレクチャーは必須です。

見た目だけじゃない。運用設計の重要性

1. Webサイトは「完成後」がスタート

デザインはゴールではありません。
運用して初めて“集客装置”として機能するのです。

2. 自社で触れる=タイムリーな発信が可能

Web担当が「今すぐ伝えたい内容」を、外部に頼らず出せる体制こそが、スピードある情報発信の鍵になります。

3. 外注依存からの脱却がコストにも貢献

ちょっとした修正や追加を外注するたびに費用がかかる状況は、長期的に見ると非効率。
「社内でできることを増やす」ことが、コストとスピードの両立につながります。

まとめ:デザインと運用のバランスが成果を生む

「カッコいいホームページを作っても、誰にも見られない」
「更新したい情報があるのに、どうにもできない」

そんな状況にならないために、デザイン性と更新性を両立したサイト設計が必要です。

制作を依頼する際は、「運用のしやすさ」や「更新体制」までを含めた提案をしてくれるパートナーを選びましょう。
長く使える、成果に繋がるホームページの鍵は、“作った後”まで見据えた設計にあります。

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