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格安業者に納期を破られたリアルな事例

目次

はじめに:格安業者=早くて安いは本当か?

「とにかく安く仕上げたいから」「早く納品してほしいから」——そうした理由で格安業者にWeb制作を依頼する企業や個人は少なくありません。
しかし、その選択が裏目に出て、納期の大幅遅延や連絡不能といった深刻な問題に発展するケースが後を絶ちません。
この記事では、実際に格安業者に納期を破られた3つのリアルな事例をもとに、原因と防止策を詳しく解説します。

事例1:5万円で依頼した結果、納品3か月遅延

安さに惹かれて契約したA社のケース

都内で小規模な飲食店を運営しているA社は、知人の紹介で「格安ホームページ制作5万円」という業者に発注。
当初は「2週間で納品可能」と言われ、期待していたものの——1か月経っても初稿すら上がってこない状況に。
連絡を取るたびに「今、作ってます」「あと数日で出せます」と言われるものの、実際に納品されたのは3か月後でした。

なぜ遅れたのか?

後から分かったのは、その業者が一人で複数案件を抱えていたこと。
しかも、他の案件でもトラブルを起こしており、制作能力やスケジュール管理に問題があったことが発覚。
格安ゆえに人手を増やせず、結局対応が後回しになったとのことでした。

その後どうなった?

A社は、納品物にも不満が多く(誤字・スマホ未対応・デザインが古い)、最終的には別の制作会社に10万円で作り直しを依頼することになりました。
初期費用は安く済んだものの、実質的には二重払いと3か月の機会損失という高い代償を払う結果となりました。

事例2:「フリーランスに依頼したら連絡が取れない」

個人エステサロンのBさんのケース

開業に向けて、Instagramで見つけた「制作費3万円・即納OK」というフリーランスに依頼。
最初はスムーズにやり取りが進んでいましたが、入金後に急にレスが遅くなり、最終的には1か月以上返信が来ない状態に。
ようやく届いたデザインもテンプレートの流用で、イメージとまったく違うものでした。

なぜ発注してしまったのか?

「格安」「即納」「オシャレ」というキャッチコピーに惹かれ、実績や契約内容を確認せずに即発注してしまったのが最大の要因でした。
実際はSNS上に掲載していた実績も、他人の制作物の盗用だった可能性が高いとのことです。

結果と教訓

Bさんは知人経由で信頼できる制作会社を紹介してもらい、納期・仕様・契約書の取り交わしを経て改めてサイトを作り直しました。
「安さとスピード」を重視するあまり、事前確認とリスク管理を怠ったことが失敗の本質だったと語っています。

事例3:「クラウドソーシングで“即納”と書かれていたのに」

地方建設業C社の発注失敗例

Webに不慣れなC社は、クラウドソーシングで「即納対応可・2万円〜」と記載されたクリエイターに発注。
開始から数日は対応が早かったものの、途中で連絡が途絶えがちに
完成予定日を過ぎても未完成のまま、「体調不良」を理由に作業が中断され、2か月後にようやく簡易版が納品されました。

問題点はどこに?

プラットフォーム上では評価が高かったため信頼してしまいましたが、過去のレビューも短納期の簡易制作が多かったことが後から判明。
要件が複雑になると途端に対応が遅れる傾向があり、「納期」より「仕事のしやすさ」を重視していたことが浮き彫りになりました。

最終的な損失は?

C社はそのサイトを使うのを諦め、Web集客が3か月遅延。
商談機会を逃し、見積もり依頼フォームの停止期間中に3件の大型案件を失ったとのことでした。

なぜ格安業者は納期を守れないのか?

リソース不足と過剰受注

格安業者の多くは、人員や時間に余裕がなく、1人で複数案件を同時進行しています。
そのため、1つでもトラブルが起きると他の案件にも波及し、結果的に納期遅延が発生します。

契約条件が曖昧で責任が不明確

「メールでのやり取りだけ」「契約書なし」「着手金のみ支払い」といったケースでは、制作側に納期遅延への責任を問えないことが多く、対応が後手に回ります。

料金に見合ったサービスしか提供できない

価格が極端に安い場合、工数をかけるだけ赤字になるため、優先度が低くなったり、最低限の納品しかされないリスクがあります。

納期トラブルを避けるには?

「納期保証」の明文化

契約時に納期を明記し、遅延時の対応(例:返金・違約金)を明文化することは、トラブル回避の基本です。

発注前に「実績・担当者・納期履歴」を確認

WebサイトやSNS、過去のクチコミで、納期を守っているか、他にどんな案件を担当しているかを確認しましょう。

「安すぎる」は疑ってかかる

適正価格を大幅に下回る金額には、何かしらの理由があります。
安くて早いは、ほとんどの場合「どちらも中途半端」で終わります。

まとめ:格安には“時間のコスト”がつきまとう

価格だけで業者を選ぶと、納期遅延や品質トラブルのリスクが格段に高くなります。
一見安く見えても、作り直しや機会損失によって結果的に高くつくことが多いのです。

「この価格で本当に大丈夫か?」
「納期は明確に取り決められているか?」
「制作体制はきちんとしているか?」
この3点を、依頼前に必ず確認しましょう。

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