自作したけどアクセス0…原因は?

はじめに:「自作して公開したのに誰も来ない…」
Webサイトを自作し、「ついに公開できた!」と意気込んだものの、数日経ってもアクセスが“0”のまま。
これは珍しい話ではありません。
実は、「作っただけ」では誰にも見られないのがホームページの世界。
本記事では、自作サイトのアクセスがゼロのまま止まってしまう典型的な原因と、その具体的な改善方法について解説していきます。
アクセスが0のままになる“よくある原因”
1. Googleに認識されていない(インデックスされていない)
自作したサイトが、Googleなどの検索エンジンに「存在そのものを知られていない」ことがよくあります。
これは、サーチコンソール未登録、サイトマップ未送信などが原因です。
2. タイトルやディスクリプションが初期設定のまま
SEO対策をしていないと、検索エンジンはそのサイトが何を伝えたいのか判断できません。
トップページのタイトルが「無題」だったり、メタディスクリプションが空白だったりするのは致命的です。
3. 検索されるキーワードが一切含まれていない
文章を書いたとしても、ユーザーが検索しそうな語句がまったく含まれていないと、検索結果に出ません。
例:「商品についての想い」だけでは検索流入は生まれません。
4. SNSや外部リンクで告知していない
検索以外にも流入経路があります。
にもかかわらず、SNSで告知せず、名刺にもURLを載せず、リンクもゼロであれば、誰がどうやってそのサイトにたどり着くのでしょうか?
5. WordPressテーマが非公開設定のまま
WordPressの設定で「検索エンジンに表示させない」にチェックが入っていることがあります。
このままでは永久にインデックスされません。
実例で見る「アクセスゼロサイト」の失敗と改善
事例1:士業事務所のページが半年アクセス“3件”
税理士事務所DさんはJimdoでサイトを開設。デザインも整っていたが、半年でのアクセス数は3件。
原因は、Googleサーチコンソール未登録・キーワードゼロ・SNS未活用。改善後、検索流入が月200件に増加。
事例2:美容サロンのホームページが検索に出ない
WordPressで制作したものの、トップページのタイトルが「Hello world!」、
メタ情報が空のまま。検索されるような文言が一切なかった。
「◯◯市 ◯◯ サロン」などの地域キーワードを反映し、半年後に月100件の自然流入。
事例3:ECサイトのサブドメイン構造が悪かった
自作のオンラインショップが、独自ドメインでなくサブドメイン型(example.shopbuilder.com)だったため、
Googleの評価が伸びず。独自ドメイン+商品ごとのSEO対応でアクセスが10倍以上に改善。
自作サイトでもアクセスを得るための5つの必須対策
1. サーチコンソールとアナリティクスの導入
まずはGoogleに存在を伝えること。
サーチコンソールに登録し、サイトマップを送信。
加えてGoogleアナリティクスでアクセスの状況を可視化しましょう。
2. ページタイトルと説明文の見直し
各ページのタイトルと説明文には、狙いたいキーワードを自然に含め、検索ユーザーがクリックしたくなる内容にしましょう。
3. 検索意図に沿ったコンテンツを入れる
「どんなキーワードで検索された時に表示されたいのか?」を意識。
悩み・解決法・事例・Q&Aなどを含めることで滞在時間も向上し、SEOにも効果的です。
4. 外部リンクの導入
ブログ、SNS、Googleビジネスプロフィールなど、外部からのリンクがあると信頼性が上がりやすいです。
社名+サービス名で検索されるよう導線を増やしましょう。
5. モバイル対応・表示速度の最適化
今や7割以上がスマホからのアクセス。
表示が遅い、ボタンが小さいなどの理由で離脱されるサイトは評価が上がりません。
よくある“やってはいけない”自作サイトの特徴
1. トップページに1枚画像だけ
「デザイン重視」で画像だけを配置しても、Googleは画像の中身を理解できません。
テキストと構造化されたコンテンツが必要です。
2. 謎の横文字・抽象的なキャッチコピー
「グローバル×イノベーション」などの言葉は検索されにくく、意図が伝わらない。
誰が見ても意味がわかる日本語と具体性が大切です。
3. 更新されないブログ
更新が2021年で止まっているようなブログは、かえってマイナスの印象を与えます。
最低限の頻度でも、継続的な情報発信が望まれます。
まとめ:アクセスゼロの原因は「誰にも知らせていない」こと
自作でサイトを作ること自体は素晴らしい一歩です。
しかし、作っただけでは誰も見に来てくれません。
以下のような対策が必要です:
- Googleにサイトを知らせる(インデックス登録)
- 検索キーワードに対応した文章を書く
- SNSや名刺、ブログなど外部からの導線を作る
「公開しても誰も来ない」のではなく、「来られるような設計になっていない」だけです。
アクセスゼロは失敗ではありません。
そこから一歩踏み出すために、まずは「見られる仕組み」を意識してみましょう。