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時間をかけたのに問い合わせが1件も来ない理由

目次

はじめに:なぜ“手間をかけたのに”反応がゼロなのか?

「自社ホームページにしっかり時間と費用をかけて作ったのに、1件も問い合わせが来ない
そんな相談は少なくありません。デザインにこだわり、写真も入れ、文章も頑張った。なのに結果が出ない。
本記事では、そのような「なぜ?」に対して、具体的な原因と今すぐ改善できる対策を詳しく解説します。

「問い合わせゼロ」には必ず理由がある

見た目がきれいでも「伝わらない」ページは無力

見た目にこだわりすぎて、情報設計(誰に、何を伝え、どう行動してもらうか)が欠けているサイトは非常に多いです。
デザインは重要ですが、それ以上に大切なのは、ユーザー視点で「伝えたいことが届く構成になっているかどうかです。

ユーザーの「疑問」に答えていない

問い合わせをする前に、ユーザーは「価格は?」「信頼できる?」「どんな人が対応する?」といった複数の疑問を抱えています。
これらの質問に明確に答えていない場合、不安が勝ってフォーム送信に至りません

行動導線がない、あるいは分かりにくい

「問い合わせボタンが下の方に小さくあるだけ」「スクロールしないと表示されない」など、行動のきっかけがなければユーザーは次の一歩を踏み出しません
Web上では、数秒の迷いが“離脱”に直結します。

ありがちな失敗①:誰向けのページなのか分からない

「ターゲット不在」のまま書かれた文章

文章が抽象的すぎて、誰にも刺さらない内容になっているケースは非常に多く見られます。
「どんな人が対象で、何を解決できるのか?」が曖昧なままだと、ユーザーの心には届きません。

サービスや特徴が“自分ごと化”されていない

「当社の強みは技術力と柔軟性です」といった表現はよく見られますが、それだけではユーザーにとって意味がありません。
その強みが“自分にどんなメリットがあるか”まで落とし込まないと伝わらないのです。

ありがちな失敗②:「おしゃれさ」がかえって逆効果

装飾が多すぎて肝心の情報が埋もれる

動画やアニメーションをふんだんに使いすぎて、ユーザーが目的の情報にたどり着けないケースもあります。
おしゃれさが操作性や可読性を犠牲にしていないか、チェックが必要です。

スマホでの表示が見づらい

特にBtoC事業においては、ユーザーの大半がスマートフォンで閲覧している可能性があります。
「PCではきれいに見えていたが、スマホではレイアウトが崩れて問い合わせフォームが見えない」では、本末転倒です。

ありがちな失敗③:CTA(行動喚起)が弱い・不適切

ボタンが目立たない

「資料請求」「無料相談」「お問い合わせはこちら」などの行動を促すボタンが目立たない位置にあると、ユーザーはスルーしてしまいます。
また、似たようなボタンが複数ありすぎても、選択肢過多で混乱を招きます。

押す理由が書かれていない

ただボタンを置くだけでなく、「無料で相談できます」「24時間以内に返信」などの補足があることで、心理的ハードルは大きく下がります

ありがちな失敗④:「信用」の構築がされていない

顔や名前、実績がない

誰がやっているのか分からない、過去の実績が見えない──それでは問い合わせという行動につながるはずがありません
プロフィール、導入事例、口コミなど、信頼を得る情報は積極的に提示しましょう。

「安心材料」が欠けている

SSL化されていない、フォームに利用目的が書かれていない、住所や会社概要がない──こうした欠如は不信感を生み出す要因になります。

見直すべきは「構成」「言葉」「誘導」の3点

構成:読み手の流れを意識する

ユーザーはトップページから順にすべて読むわけではありません。
そのため、どのページに訪れても「誰に、何を、どうしてほしいか」が明確に伝わる構成が必要です。

言葉:抽象語を避け、具体的に書く

「柔軟に対応」「高品質なサービス」などの抽象表現だけでは、競合と差別化できません。
「最短翌日納品」「3年間で250社導入」など、具体性のある数字や事実を使うことで、信頼と説得力が生まれます。

誘導:すべてのページに目的地を用意する

商品ページ、サービスページ、会社案内ページ──それぞれの末尾に「次に何をしてほしいか」が書かれていなければ、せっかくの流入も“終点”で止まってしまいます

問い合わせが増えるWebページの設計5ステップ

1. ターゲットと目的の明確化

誰に向けて、どんな行動を促したいのか。ここがブレていると、全体の構成があいまいになります

2. ユーザーの疑問をすべて解消

Q&A、価格表、対応エリア、担当者の顔写真など、ユーザーが安心してボタンを押せる環境を整えます。

3. 各所にCTAを設置

全ページ・全セクションに、自然に押せる導線を設けましょう。
「興味→納得→行動」の流れを妨げない設計が理想です。

4. ファーストビューとスマホ最適化

訪問直後の印象がすべてを決めます。
第一画面に「誰に何を提供するか」が明示されていなければ、即離脱もありえます。

5. 運用と分析の仕組み化

Googleアナリティクスやヒートマップなどのツールを使って、どのページで離脱しているか、どこで止まっているかを“見える化”し、改善に活かします。

まとめ:「来ない」のではなく「来ない理由」がある

Webサイトは作っただけでは成果が出ません。
構成・言葉・導線・信頼性・スマホ対応──すべてが整って、ようやく「問い合わせが来る状態」になります。
逆に言えば、今反応がゼロでも、原因が明らかになれば改善の余地は十分にあります。
時間とコストをかけたからこそ、今こそ見直す価値があります。

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